太宰・ブログ・治

太宰治の作品を基本的に五十音順に読んで感想書いたり、そんなこととは全然関係ない感想書いたりします。

『炎天汗談』

随想です。

原稿書いてた時期は調べたら夏っぽい。

そんな暑い日に訪ねてきた人がいますが話題がないと困った様子。

 

 

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画が好きで画家の友達の作品をけなして得意顔をしていたこともあったが、こっそり自分で画を描いてみたら下手すぎて画の話はしないと決めた、という話から始まる。

この小説おもんないとかドラマおもんないってよく言うけど、自分で書いたり作ったりすることさえできないので一定の尊敬を持った上で文句言うようにしようと思った。

おもんないときはおもんないって言った方がいいなってオンバトの観覧行ったときに思ったので適度にやっていこう。

 

 

そこから新橋演舞場文楽を観に行った話になります。

十年ぶりの文楽観劇で役者の芸がとんでもなくレベルアップしてるんだろなーと期待していたが、実際はそっくりそのまま同じであった。

期待外れだと感じたが、この「変わっていない」ということが驚嘆、敬服するべきものだと考え直す。

進歩していないと言うと聞こえが悪いが、退歩していないと考えるとすごいことだと感じるようになる。

大体の人は年を取ると退歩するもので若いときから現状維持し続けるのはすごいなあって話です。

権威ある批評をしようと思ったら自分でもある程度まで製作の苦労を体験してみろって書いてました。

 

 

 

小説は無理そうなので私もエッセイ書いて太宰の批評しよかな~~。

小説家なので当たり前ではあるけど芸術について語ってるエッセイ多いな。

何か物作った経験なさすぎてわからないこと多い。

 

 

今回のブログ書いてたらパソコンがやたら熱くなってめっちゃ暑かった。

 

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