アルトハイデルベルヒって読む。読めない。はじめなんでア行に存在してるのかわからなくて編集の人ミスったかと思った。
「アルト・ハイデルベルク」という戯曲があって「古き(良き)ハイデルベルヒ」という意味。「老」はドイツ語で「アルト」って読む。完全に理解した。
老 を ドイツ語 - 日本語-ドイツ語 の辞書で| Glosbe
これは実際に経験したことを書いてるっぽい。
前半は静岡県の三島で佐吉さん兄妹に世話になりながら『ロマネスク』を書いた一夏の思い出話。いつ読めるんやろ、ロマネスク。五十音で後ろから2番目に控えてる。
普通に楽しそうな思い出が書かれてる。
地元民のこと若干ディスってる気がする。自分も姉にお金借りて三島来てるくせに。
佐吉さんはすごいいい人だったみたい。
三島は、私にとって忘れてならない土地でした。私のそれから八年間の創作は全部、三島の思想から教えられたものであると言っても過言でない程、三島は私に重大でありました。
ここまで書いてるからすごいいいところなんかな。
後半は8年後に奥さん、奥さんの母、妹をつれて三島を訪れる話。
家族にはすごいいい町なんだ!とはしゃいで思い出話をするが、反応が微妙でテンションが下がる。
8年ぶりに見る町は全く他人の町になっていた。佐吉さんも妹も他の当時の人たちもいない。
雨が降ってきたので当時の馴染みの飲み屋に行く。せめておいしい料理で盛り上げようとめちゃくちゃ注文したら、義母に「そんなにいらん。無駄なことはよしなさい」と言われ尋常じゃなくしょげて終わり。
8年前は帝大の学生だったのですごい思い出補正かかってると思う。改めて見たら意外としょぼいなって感じること良くあるし。
それか三島という場所じゃなくて当時出会った人たちに魅力感じてただけかな。
最後ずっとへこんでるだけの話で笑った。家族もなんとなく気づいてテンション合わせたってほしい。ダルいのはわかるけど。
めっちゃ素直な人だと思った。
エッセイばっかで小説読んでないから人となりのことしか書けない。100%実話なのかも微妙。