太宰・ブログ・治

太宰治の作品を基本的に五十音順に読んで感想書いたり、そんなこととは全然関係ない感想書いたりします。

『PK』

またまた伊坂幸太郎チャレンジ。

SF系でした。


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3つの短編からなる作品。中編かもしれない。どっからが中編と呼んでいいんだろうか。

最初は別の短編だったらしいけど単行本にするときに手が加えられてつながりが感じられる作品になったとのこと。

 

人は時折、勇気を試される。
落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。
その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。
勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。
三つの物語を繋ぐものは何か。
読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。

 

短編なので読みやすかったけど1回通して読んだだけだとあまり意味が分からなかった。

何も考えずに小説を読んでしまうので、こことここが実は繋がっていて〜とか今はこの世界線、時系列で〜とか読んでるときに気づいてない。読み終わってたらこれさっきの短編に出てた人か!はちょっとありました。

色々な感想も読みましたが特にピンと来ませんでした。また時間置いて2回目読んでみたい。

 

「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する」というのはすごいいいと思った。どっかで言いたいがそんな場面なさそう。

 

最後に解説があったんですが、そこでほぼ答え合わせさせてくれた。自分のような何も考えてない人にも優しい1冊でした。

 

たんぺんってに入力したら短編と短篇が出てくる。篇は常用漢字じゃないらしい。常用漢字じゃない漢字って本人はそんなつもりないだろうけど見た目尖っててそら常用漢字入れないよな〜って感じする。