太宰・ブログ・治

太宰治の作品を基本的に五十音順に読んで感想書いたり、そんなこととは全然関係ない感想書いたりします。

小説

『友情』

新潮文庫の表紙イラスト面白いね。 武者小路実篤の作品初めて読みました。国語のテストで選択肢として選んだことはあると思いますが。意外と書き取りの問題では見たことない。 野島→杉子が最初から分かってて終盤で杉子→大宮であることが分かり、結局杉子⇄大…

『本心』

舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。 母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らな…

『ホーム』

20年前、大リーグのニューヨーク・ フリーバーズでプレーをしていた藤原雄大。52歳となった今は、 マイナーリーグの巡回コーチをしている。ある日藤原は、 現役時代のライバルで、 大リーグ機構上級副社長であるヘルナンデスの訪問を受けた。 東京オリンピッ…

『水を縫う』

非常に読んでよかった!! 松岡清澄、高校一年生。 一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。 いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。 そんな…

『猫狩り族の長』

Key作品好きで麻枝准さんのこと調べてたら2年前に小説を出していた。 海辺で出会った彼女は、美しく饒舌で世界で誰よりも—— 死にたかった。 猫が戯れるのを眺めていた時椿は、断崖絶壁に立つ女性に声をかける。 飛び降りようとする黒髪の美女・十郎丸は、多…

『博士の愛した数式』

もちろん名前は知ってるのに読んだことなかった。学生時代に誰かにオススメされた記憶もある。 [ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は…

『コンビニ人間』

芥川賞受賞作。 純文学と大衆文学の違いが言葉の意味でしかわからない。純文学って尖ってるイメージ。 あらすじ確認するためにWikipedia見たら最初からオチまで全部書いてた。たまにあるやつ。削除要請とかしないのかな。 「普通」とは何か? 現代の実存を軽…

『PK』

またまた伊坂幸太郎チャレンジ。 SF系でした。 3つの短編からなる作品。中編かもしれない。どっからが中編と呼んでいいんだろうか。 最初は別の短編だったらしいけど単行本にするときに手が加えられてつながりが感じられる作品になったとのこと。 人は時折、…

『マリアビートル』

伊坂幸太郎読むの2作品目とか。 去年映画化されてたらしいけど結構内容違いそう。 あらすじ引用 酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は、北を目指し疾走す…

『マスカレード・ゲーム』

マスカレードシリーズの総決算!らしい。 作中無理矢理これはゲームなんです、というセリフが入っていた。別になくてもいいのに。 山岸さんがロサンゼルスに転勤したので最初は寂しいな〜ってなった。 代わりかどうかわからないけど、若い女性刑事の梓が登場…

『翼の翼』

年1でしか小説読んでないんじゃないかという状況。 たまたまTwitterで見かけたので読みました。去年出てたらしい。もっと早く知りたかった。 めっちゃおもしろいしめっちゃエグいしめっちゃグロかったです。 自分が学生のときから芸能人の子どもの受験密着と…

『クスノキの番人』

あらすじ 不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。 同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。…

『透明な螺旋』

作品紹介 シリーズ第十弾。最新長編。 今、明かされる「ガリレオの真実」。 房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。 失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。 警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ね…

『たんぽぽ娘』

1ミリも太宰治関係ないです! どの順番で書いたらいいのかわからなくて構成めちゃくちゃ! CLANNAD 『たんぽぽ娘』 一ノ瀬ことみ 共通点 終わり CLANNAD 最近CLANNADっていうゲームやってます。女の子攻略してるからギャルゲーの部類に入ると思うけどそんな…