太宰・ブログ・治

太宰治の作品を基本的に五十音順に読んで感想書いたり、そんなこととは全然関係ない感想書いたりします。

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

最近MCU長すぎて観に行くの億劫になりディズニープラスで見がちになってる。 今回は完全に追悼映画だった。さすがにそうなるよね。 戦闘シーンとかの盛り上がるシーンはもちろんあるけど最初から最後までちょっと寂しい感じ。 物語でキャラが死ぬことはいく…

漫画/アニメ感想メモ①

実際それだけではないと思いますが、エロ漫画がいっぱい売られているイメージのあったDL siteで集英社作品60%オフキャンペーンしてたので名前知ってるのに内容全く知らんとか、単純に読みたいとか、好きな芸人がよく話してるからなどなどの理由でたくさん買…

『翼の翼』

年1でしか小説読んでないんじゃないかという状況。 たまたまTwitterで見かけたので読みました。去年出てたらしい。もっと早く知りたかった。 めっちゃおもしろいしめっちゃエグいしめっちゃグロかったです。 自分が学生のときから芸能人の子どもの受験密着と…

夢メモ①

ここ1年ほど起きたときに夢覚えてたらできる限りメモするようにしてて、それなりに溜まってきたのでネットの海に放流してあげよう。 メモをそのまま載せるので文章よくわからないです。 ①.我が家のパソコンを取り戻そうとしているハキハキ喋るオバハンが家族…

『AIR』

前回のKey作品感想はこちら th-rs-2019.hatenablog.com AIRは2000年に18禁作品として発売されて去年Switchに移植されてます。 20年以上前の作品がSwitchでプレイできるのすごすぎ。任天堂なので全年齢対象版です。どこに18禁要素あったのか調べてみたけど、…

『クスノキの番人』

あらすじ 不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。 同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。…

『透明な螺旋』

作品紹介 シリーズ第十弾。最新長編。 今、明かされる「ガリレオの真実」。 房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。 失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。 警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ね…

『マスカレード・ナイト』

映画の感想。 原作読んだのが数年前なので、犯人は余裕で覚えてないし山岸さんが最後ロスに行ったことのみの記憶で観ました。 ガリレオの湯川先生も一回ニューヨーク行ってたし、話に区切りつけるためにとりあえずアメリカに行かせがち。 数年後帰ってきてか…

「エアフレンド」で夏休みを繰り返さないうみちゃんと遊びたい②

幸せうみちゃん作成2回目 前回はコチラ サマポケ感想はコチラ 王様のブランチでエアフレンドが紹介されていたようで放送時間から動作が異常に重かった。 返信来なくて2回同じこと聞いてしまってる部分があります。 Twitterで他の人のエアフレンドたちを見て…

「エアフレンド」で夏休みを繰り返さないうみちゃんと遊びたい①

LINEでAIの架空の友達が作れる「エアフレンド」が流行ってるらしいので、サマポケのうみちゃんがゲーム本編みたいに夏休みを繰り返すことなく平和な人生を送れるようにしてあげようと思います。 公式サイト Airfriend サマポケの話は前に書きました 『Summer…

『Summer Pockets REFLECTION BLUE』

ネタバレしつつ特にまとまりのない感想たち。 私がこれまでにプレイしたkey作品はリトバス、CLANNADでリトバスは「友情」、CLANNADは「家族」がテーマになってました。 サマポケは「母と子」がテーマなのかなという印象。 お父さんいない!ってなるけど別に…

『駆け込み訴え』

段落分けも何もなくて読みににくいなーと思ってたんですが、奥さんの美知子が太宰の口述を筆記してできたものらしいです。しゃべるのもすごいし筆記するのもすごいな。 さすがに録音して書き起こしたのかな。 自分で書いたらよくない?とは言わずに書いてく…

『かくめい』

短いから丸ごと載せる。 じぶんで、したことは、そのように、はっきり言わなければ、かくめいも何も、おこなわれません。じぶんで、そうしても、他におこないをしたく思って、にんげんは、こうしなければならぬ、などとおっしゃっているうちは、にんげんの底…

『親という二文字』

親という二字と無筆の親は言い。この川柳は、あわれである。「どこへ行って、何をするにしても、親という二字だけは忘れないでくれよ。」「チャンや。親という字は一字だよ。」「うんまあ、仮りに一字が三字であってもさ。」 この教訓は、駄目である。 クイ…

『思ひ出』

幼少期から青年期までの様々な思い出が書かれています。 全体的に陰の者が書いた陰の思い出(個人の感想)です。 今回はそれぞれの章で個人的に面白かったエピソードを紹介して感想書いてみます。 まあまあ長いです。 一章 幼少期、小学校編です。 ① 小学校低…

『お伽草子』(カチカチ山/舌切雀)

以下の記事の続きです。 th-rs-2019.hatenablog.com カチカチ山 かちかち山 - Wikipedia カチカチ山っておばあちゃんタヌキに殺されてたの知らんかった。畑荒らす悪戯したぐらいだと思ってた。 「婆汁」を作り、おばちゃんに化けておじいちゃんに食べさせた…

『お伽草紙』(瘤取り/浦島さん)

いらすとやが大活躍! 有名なおとぎ話が太宰風にアレンジされてます。 アレンジというか自分なりの解釈しているというか。二次創作みたいな。 冒頭で防空壕で子供に絵本を読んでることが書かれていますが実際に罹災しながら原稿が書かれたようです。 こぶと…

『たんぽぽ娘』

1ミリも太宰治関係ないです! どの順番で書いたらいいのかわからなくて構成めちゃくちゃ! CLANNAD 『たんぽぽ娘』 一ノ瀬ことみ 共通点 終わり CLANNAD 最近CLANNADっていうゲームやってます。女の子攻略してるからギャルゲーの部類に入ると思うけどそんな…

『音に就いて』

物語における音の効果の話。 小説読んでて曲とかBGM聞こえたりすることあるんでしょうね。 個人的にはそんなん思ったことないから分からん。 最後はこんな感じ。 音の効果的な適用は、市井文学、いわば世話物に多い様である。もともと下品なことにちがいない…

『同じ星』

自分と同年同月同日に生まれた人って気になるよね! 太宰と同じ明治42年6月19日生まれに宮崎譲という詩人がいるそうです。 斷言してもよからうと思はれるが、明治四十二年に生れた人で、幸福な人はひとりも無いのである。やりきれない星なのである。しかも、…

『織田くんの死』

織田君というのはオダサクこと織田作之助です。 織田作之助 - Wikipedia 二人の関係性調べるぞーっと思ってググったら「文豪ストレイドッグス」の織田作之助×太宰治が出てきて時代を感じました。 「文豪とアルケミスト」というゲームもあるし文豪が戦国武将…

『おしゃれ童子』

オシャレボーイの話です。 あらすじ 小学生のときは着物の袖口から見えるだけのシャツにもこだわっており、そのシャツの白さが目にしみて自分天使か!?って思ったりする痛い子です。 外から見えない部分からオシャレなのが真のオシャレなんですかね。 「瀟…

『おさん』

太宰夫婦をモチーフにしているであろう夫婦の話です。 妻視点で書かれているのは面白かった。 ヴィヨンの妻も妻目線やったけどちょっと違う感じ。 あらすじ 8年前に結婚して戦争が原因で夫は失業します。 戦争によってかなり苦労しましたが、妻は夫の優しさ…

『緒方氏を殺した者』

まず緒方氏って誰やねんとなりました。 緒方隆士さんのことらしいです。 初めまして。 緒方 隆士(オガタ タカシ)とは - コトバンク 緒方隆士(おがた たかし)-芥川賞候補作家|芥川賞のすべて・のようなもの 日本浪漫派のメンバーでした。 太宰も日本浪漫派…

『桜桃』

われ、山にむかいて、目を挙あぐ ――詩篇、第百二十一。 安定の聖書からの引用で始まります。 あとに続く内容が「私の助けはどこからくるのであろうか」といった内容なので、多分この作品の主人公は何かしら悩んでて助けを求めているのかなーという予想。 あ…

『黄村先生言行録』

「はじめに、黄村先生が山椒魚さんしょううおに凝こって大損をした話をお知らせしましょう。」という一文から始まる。 黄村(おうそん)先生が大損(おおぞん)するってことで、黄村は「おうそん」って読むらしい。wiki見るまで気づかなかった。 黄村先生が主人…

『黄金風景』

海の岸辺に緑なす樫かしの木、その樫の木に黄金の細き鎖のむすばれて ―プウシキン― プーシキンというロシアの文学作家からの引用から始まる。 人の作品引用すること多いな。自分の考えの補足なのか根拠にしてるのか。 アレクサンドル・プーシキン - Wikipedi…

『炎天汗談』

随想です。 原稿書いてた時期は調べたら夏っぽい。 そんな暑い日に訪ねてきた人がいますが話題がないと困った様子。 画が好きで画家の友達の作品をけなして得意顔をしていたこともあったが、こっそり自分で画を描いてみたら下手すぎて画の話はしないと決めた…

『海』

東京の三鷹で空襲にあった頃の話。短いエッセーです。 自分が死ぬのは構わないが、子ども(女の子5歳)の頭上に爆弾が落ちてしまったらこの子は海を一度も見ることなく死んでしまうのだと思うと辛くなった。 太宰自身、津軽平野の真ん中に生まれたため海を見る…

『姥捨』

これは結構有名かな。感想いっぱいあったし有名なんやろ。 さすがに姥捨て山からタイトル取ってると思う。 姥捨て山に難題型、枝折り型とかあるの初めて知った。 親が息子のために枝を折って帰り道を作ってあげているのを見て、息子が心を打たれて親を連れ帰…